短編「レムと水素」( No.0 )

日時: 2017/05/22 21:44:32
名前: 敗北者 ◆QdPrBEB2zU
ID: W9tKmk0.

時系列は外伝の北条編序章の少し後

水素は自身の屋敷に李信を招いていた。何でも、自分が来るまでレムに迫り来る魔獣達を狩っていた李信に対する礼のつもりらしい。何やら、渡したい物があるようだ。2人今、応接室のソファーに腰掛け、テーブルを挟んで向かい合っている。

「で、渡したい物って何だ?」

「お、そうだった。これ、やるよ」

水素が立ち上がり、ソファーの横に掛けていた剣を取って李信に手渡す。

「何だこれは」

剣を手に取り、鞘から刀身を引き抜く李信。

「魔獣達をマジ反復横跳びで殲滅した後に落ちていた業物だ。リゼロでスバルが使ってたやつ」

「あのすぐ折れたなまくらか。要らん。俺には斬魄刀があるしな」

李信は刀身を鞘に納めて水素に返却した。

「うーん、俺は拳があれば充分だしな~。星屑にでもやるか、スタープラチナに持たせたら強そうだし」

水素は困ったように剣を眺めながら星屑に押し付けることを思いついていた。

「じゃあ、俺は帰る。気持ちだけ受け取っておく」

李信は立ち上がり部屋を退出しようとするが…

「待て。もう一つ渡したいものがあるんだ」と、水素が呼び止める。