おはなし掲示板

トップページへ

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」

日時: 2017/03/04 01:37:14
名前: 敗北者 ◆QdPrBEB2zU
ID: 34c9a35bba

第一の主人公でありながら本編において碌な活躍も無く、第二部特に凪鞘編ではあまり出番が無い李信。

戦歴はエイジスや北条に負け、戦績では水素の足下にも及ばず。
「こいつが居なければどうなっていたか」という場面はアティークの封印くらい。

そんな二次元に行っても落ちこぼれの主人公・李信の知られざる物語が今、始まる。

卍 解 ! !

Page:[1] [2] [3] [4] [5] [6]

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.419 )

日時: 2017/10/09 19:30:57
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: e0ae1199f9

「何者だ!」

「ゾロアスター教徒の頂点に立ち、アフラ・マズダーをこの身に宿す神の代行者…我が名はアティーク!全ては善なる神の意のままに!」

隊長の問いにアティークが答える。真紅に輝くミスラの剣を鞘から抜き放ちながらである。

「アティークだと!?アティークは今ポケガイ城の地下に投獄されている筈だ!」

「そうだ!アティークは水素に負けて牢屋の中だ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.420 )

日時: 2017/10/10 07:23:55
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 815d65fe77

アイーシャを追ってきた騎士達を全滅させたアティーク達は酷い暴行を受けて動けないアイーシャの所へ集まっていた。

「アティーク…!本当にアティークなの?」

アイーシャは騎士達の暴行による痛みやらアティークと再会出来たことによる嬉しさやらで溢れる涙を止める術を持たなかった。大好きな家族に再会した少女の顔は痣と涙でグシャグシャになっていた。

「ああ、本当に俺だよ。アイーシャ…こんなになるまで…間に合わなくてすまなかった」

「いいのよアティーク。だってアティークは帰って来てくれた!アティークにずっと会いたかった!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.421 )

日時: 2017/10/10 15:21:46
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 815d65fe77

アイーシャを抱えたアティークをはじめ、一行はアイーシャの家に到着していた。道中のあ信教の騎士達はアティークが全て塵も残らず焼き尽くした。

「積もる話もあるけどアイーシャはまず体を洗って着替えて手当してからだな」

「ラム、悪いけどアイーシャのことを頼む」

この場でアイーシャの他に女はラムしか居ない。入浴やら全身の手当てやらは自分がやるわけにもいかないので已む無くラムに頼むことにした。

「分かったわ。さあアイーシャ、行きましょう」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.422 )

日時: 2017/10/10 18:54:03
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 815d65fe77

「ふざけてるのかHope。俺に初対面の、それも女と話せと言うのか」

当然李信は反発する。この男は女とまともに話したことなど殆ど無いのだ。それは現実でも、この異世界でもである。女耐性など皆無の李信にしてみれば蕁麻疹が出るような話だった。

「直江さあ、分かるだろ?お前自分で張本人って言ったじゃないか。全部アティークちゃん任せにするわけにいかないだろ?成長しようぜ?」

「俺よりアティークが話した方があのアイーシャとかいうシスターも聞く耳を持つだろう。いきなり家族の仇の話をお前なら聞くのか?」

「それは…」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.423 )

日時: 2017/10/10 23:39:22
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 815d65fe77

「直江は俺を釈放してくれたんだ。来るべき大敵に対抗する為に俺の力が必要だと言ってな。そしてはぐれてしまったHopeと俺を引き合わせてくれたのも直江だ。ところが俺とHopeを庇ったばかりに直江は俺達と一緒に追われる身になってしまった。もう俺と直江は殺し合う敵じゃない、志を同じくする仲間なんだ」

「志を同じくするですって!?李信とアティークが!?じゃあ李信!具体的にアティークと何をするのよ!」

アティークが簡単に経緯を説明し李信を擁護するもアイーシャが納得する気配は無かった。李信はアイーシャに問いを投げられたので再び口を開く。

「王道の実現。それが俺とアティークが為すべきことだ」

「王道…!?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.424 )

日時: 2017/10/13 09:39:37
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 695dc44239

試練、再び。

アイーシャとの再会を果たしたアティーク。彼が次に李信、Hope、射殺了解を引き連れて行った先は、もちろん懐かしき同僚と上官が居る場所だった。

ピンポーンとインターホンを押す。家の場所は既にアイーシャに聞いている。アイーシャ曰く、冷暗双剣とルルーは互いの家にちょくちょく遊びに来ているらしい。2人はよくアイーシャのことを気にかけて何かしら支援していたとか。アティークとの縁の誼だろう。

アティークがインターホンを押して15秒ほど待つと、家のドアがガチャリと開かれる。

「よう冷暗双剣!久しぶりだな!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.425 )

日時: 2017/10/13 20:32:32
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 695dc44239

「よう、話のついででわりいんだけどよ。そいつは紛れも無くアティークの大望を阻止した李信本人だ。んで、俺はアティークのもう1人の仇・平沢水素の部下だ」

李信がこの場に居ることに憤慨している冷暗双剣の耳に、射殺了解から更に怒りという名の火に油を注ぐ名が入ってくる。

「なんだとォ!?おいアティーク!お前が帰って来たのは嬉しいがこれは何のつもりなんだ!」

「…話せば長くなるけど水素も一応味方なんだ。わけあって本人は来れないけど。だから水素が応援として派遣してきたのがこの射殺了解って奴なんだ。あの氷河期と互角に渡り合うくらいだからこいつも戦力として重宝する。ウルクを解放する為には李信や射殺了解の力が必要なんだ」

アティークは怒れる射殺了解に言葉を尽くして事情を説明し2人のことを認めてもらおうとするが、冷暗双剣はそれを良しとはしない。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.426 )

日時: 2017/10/16 09:12:08
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: c5f669a04b

李信と射殺了解、冷暗双剣とルルーがそれぞれ隣に並んで相手と対峙する。その間隔は15mほど。

「射殺、手を出すな。2人まとめて俺がやる」

「ああ!?お前それズルくねえか!?俺様の力を見せる絶好のチャンスなのによぉ!」

李信が射殺了解より一歩前に出て言うと、射殺了解は当然反発した。射殺了解もこの戦いで力を示さなければならない立場である。しかし…

「俺はアティークと対立した張本人、対してお前はただ単に水素の部下というだけだ。どちらが力を示さなければならない立場かは明白だ」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.427 )

日時: 2017/10/21 10:07:20
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 2467163ccc

最初に動き出したのは冷暗双剣だった。彼は鞘から抜いた双剣に氷属性の魔力、冷気を纏わせて李信目掛けて突っ走る。

「どれで相手しようか迷っていたが今日の気分はこいつだ」

『霜天に坐せ 氷輪丸』

李信が始解の解号と名を口にすると巨大な氷の龍が斬魄刀に従い現れて突っ込んでくる冷暗双剣に真正面から向かっていく。斬魄刀自体には柄尻に鎖で繋がれた龍の尾のような三日月形の刃物が付く。同時に、半径12kmに及ぶ広範囲が乱層雲に覆われる。これが《氷輪丸》の能力の一つである《天相従臨》である。

「氷属性には氷属性ってことかよ!面白えじゃねえか!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.428 )

日時: 2017/10/23 13:54:19
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 9e574b9922

だが、李信の体の損傷の全ては見る見るうちに自動で治癒されてしまった。虚(ホロウ)の超速再生能力は健在である。

「意外と耐えるんだな、なら…」

『破道の五十四 廃炎』

楕円状の炎がルルーへと放たれる。ルルーは難無く槍でそれを弾いてニヤリと李信にドヤ顔を向ける。

「我はブリーチとかいう漫画のことはよく分からないだが、流石にもっと強い技はあるだろう?いつまで舐めプしてるつもりだ?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.429 )

日時: 2017/10/23 17:47:47
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 9e574b9922

「ルルー、退がってろ。直江は俺がやる」

「冷暗双剣…やはりお前の力は…そうだったか…すまんが任せる」

自ら神の代行者として覚醒したと言う冷暗双剣の配慮はルルーもしっかりと理解して冷暗双剣の後ろに退がる。敵わないと判断すれば潔く退くのも将の器だとルルーは思っていた。

「北風よ」

冷暗双剣の額の二枚の翼の紋章が白い光を放ち始める。双剣もそれに呼応するかのように水色に輝く。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.430 )

日時: 2017/10/24 16:46:04
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 38eef55144

銃弾が頬を掠めたことによりルルーの頬には一筋の傷ができ、鮮血が少量舞っていた。ルルーはそれにも構わず槍を雷として射殺了解に落とす構えを取る。その時間はわずか1秒にも満たない。

「…」

射殺了解は無言でルルーの右腕を引き金を引いて貫いた。その僅かな隙さえ射殺了解は見逃さずに突いてみせた。

射殺了解が引き金を引き、ズドンという音と共に腕に焼けるような痛みが走り、重くなる。いつのまにか槍を手放しており、ルルーは視線を右腕に移すと夥しい量の血が傷口から溢れていた。

「まだやるか?やるってんなら次は心臓(コア)をブチ抜く。引き金を引いたと同時にてめえのチンケな一生もこのチンケな街の未来もジ・エンドよ」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.431 )

日時: 2017/10/25 15:55:57
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 18d847682c

冷暗双剣は神の力による北風で上昇し全ての氷柱を回避すると、今度は冷暗双剣が上空から李信へ北風の刃を無数にとばしてくる。李信はそれに対して《大紅蓮氷輪丸》の二枚の翼を使い飛翔し冷暗双剣に接近する。

『氷竜旋尾』

氷で形成された斬撃を放つも、それも更に上昇され避けられてしまう。だが李信はそこで第二撃を間髪入れずに行う。

『氷竜旋尾・絶空!』

氷竜旋尾を上にいる冷暗双剣に向けて放つ。冷暗双剣は今度は回避行動を取るのではなく、双剣から氷属性を帯びた風の斬撃を出して李信から放たれた氷の斬撃を破壊した。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.432 )

日時: 2017/10/25 16:33:39
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 18d847682c

『千年氷牢!』

背後に現れた李信本体と思われる者が斬魄刀を振るうと、冷暗双剣の周りを複数の氷の柱が天まで届かんかのような長さとなり取り囲む。

「てめえの氷は効きやしねえんだよ!」

《千年氷牢》は全て双剣から放たれた竜巻カマイタチにより斬り刻まれて跡形も無く粉砕されてしまう。冷暗双剣は双剣の先から冷風の竜巻を再度形成すると、剣先から発した状態のまま李信に向けてくる。

「チィッ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.433 )

日時: 2017/10/25 17:52:42
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 18d847682c

「そろそろ終わらせるとしよう。お前の未来は永劫に氷の中に閉ざされる。再び春が訪れることはない。お前は俺の命を狙った時点で自ら再び春の陽射しの下で咲く桜を観る機会を捨てたのだ」

氷の龍により真上から押されて双剣で食い止めるもついに地上まで落下していった冷暗双剣を見下ろしながら李信は大紅蓮氷輪丸に霊圧を込める。

「《天相従臨》の影響もあるがこのウルクは実に良い空を持っている。冬に至りては雲で街を覆う」

大紅蓮氷輪丸から発せられた膨大な霊圧が天まで届き、積乱雲に行き渡る。

『氷天百華葬』

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.434 )

日時: 2017/10/25 19:02:47
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 18d847682c

「冷暗双剣!もういい!李信と射殺了解の力は十分分かった!これ以上やり合う必要は無い!」

「ルルー将軍。アンタにこいつらとやり合う理由が無くても俺にはあるんだよ!こいつらはウルク全民の敵だ!」

ルルーは大音声で説得を試みるも、李信の過去にやったことに憤る冷暗双剣は聴く耳など持たなかった。額の紋様は更に強い光を放ち、瞳も左右で氷属性も表す青と風属性を表す緑色に輝いている。

「違う!我々の敵はあ信教だ!李信や水素ではない!」

「李信も水素もその銃使いもあ信教も全員敵だ!止めんじゃねえ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.435 )

日時: 2017/10/26 01:00:48
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: ea27f2de49

「大紅蓮氷輪丸は完成した」

背後の12枚の氷の花弁が全て散った時、突如李信の霊圧が上昇し、冷暗双剣が発した竜巻カマイタチは霊圧により吹き飛ばされる。同時に、李信は少し老けて20歳くらいの見た目になっていた(二次元での外見年齢、戸籍年齢は16歳)。それは、李信が未熟で大紅蓮氷輪丸を御しきれていないからである。

「何だ…なんか奴の魔力が急激に…!神の代行者たる俺の力が通じないだと!?」

「神こそが絶対という貴様達の固定観念を捨て去るべきだ。いつ何時、何処であっても神をつくるのは人の妄想で虚構だ」

狼狽える冷暗双剣に李信は自身の神に対する考えを述べる。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.436 )

日時: 2017/10/26 21:56:43
名前: ああ
ID: ea27f2de49

李信、射殺了解vs冷暗双剣、ルルーの対決は李信、射殺了解組に軍配が上がる結果となった。

しかし李信は無意味に粘っただけであり、最後に勝負を決めたのは射殺了解の狙撃だった。

「いやー見事だな!射殺了解!」

このタッグマッチを見ていたHopeが一人で拍手をしながら最後に勝負を決めた射殺了解を讃える。

「敢えて止めはしなかった。今後の蟠りを一切無くす為にもお互い全力でぶつかるべきだからな。そしてルルー…」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.437 )

日時: 2017/10/28 11:57:34
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: b438aeada9

アティーク、Hope、李信、射殺了解、ルルー、冷暗双剣。ウルクに会したあ信教に立ち向かう6人の勇士は今、アティークによってHopeに与えられた家に集まっていた。

「確かに直江は冷暗双剣に負けたが射殺了解が倒したから2人の勝ちだ。タッグマッチってことを忘れないようにな。つまり直江と射殺了解はもう完全に仲間だ。異論は挟ませないぞ。俺がアフラ・マズダーをその身に宿すゾロアスター教の代表にしてお前らのリーダーだ」

アティークはリーダーとしての最初の仕事に取り掛かろうとしていた。それは、仲間意識が薄く犬猿の仲である相手がメンバー同士で居るようなまるでまとまりがないこのチームをまとめることだった。

「我々はアティークを盟主として新たな国造りを行う。即ちペルシャ帝国の復活だ」

李信が空気を読まずに突然言い出した。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.438 )

日時: 2017/10/28 15:13:57
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: b438aeada9

先程の会合で話し合って決めたことは

・あ信教勢力についての情報収集が今後各自がやるべきこと
・あ信教側の能力者に遭遇したら各自の判断で対処すること
・市民を戦いに巻き込まないこと
・何かあれば必ずアティークに報告すること

このようなことだった。あ信教の幹部以上の戦闘能力についての情報は必要無い。ただ、何処に居るかを突き止めなければウルクを解放することは出来ない。こちらから誘き出したりすれば民に迷惑がかかることになる。そしてリーダーのアティークに全ての情報を行き渡らせることも重要だった。

アティークはリーダーとして見事に会議をまとめて終わらせてみせた。これが人の上に立つ器かとルルーやHopeは感じていた。因みに副リーダーはHopeである。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.439 )

日時: 2017/10/28 15:36:56
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: b438aeada9

李信は部屋の明かりをつけると、目の前で自分に蹴り飛ばされて倒れているのがやけに露出の多い服を着ている女であることを確認する。

「!」

明かりをつけられて正体がバレた女が驚いたように目を見開くも、脛の激痛で口を開いて何かを言うことはしない。

「お前は確か…」

ウルクに入る前の宿で出会ったエルザ・グランヒルテとかいう女であることを李信が思い出した。やはり自分の命を狙っていたのかと、案の定だった。理由は推察出来ないがあの目は何となく自分を狙っている目であることは気付いていた。そして李信が消耗している今を狙ってきたのだろう。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.440 )

日時: 2017/10/28 16:38:57
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: b438aeada9

結局エルザは真の目的を吐かなかった。どんなに鑢で体を削っても、どんなに鞭や棒で滅多打ちにしても、エルザは苦痛から逃れる為に口を割るようなことはしなかった。火責めにも水責めにも屈しなかった。強情な女だと李信は歯噛みしたのを覚えている。

「昨夜俺を襲撃してきた女だ。中々口を割らないがまだ利用価値があるかもしれん。で、とりあえず相談に来た」

李信はアイーシャ宅にいるアティークを訪ねていた。

「相談ってのは…」

「こいつの処遇だ」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.441 )

日時: 2017/10/28 18:17:35
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: b438aeada9

アティークが帰って来た。

その情報がウルク中に広がるのは必然と言えた。噂が噂を呼び、やがてそれは真実であると確信されるのも時間の問題だった。

李信と射殺了解はアティークを訪ねる為にアイーシャ宅に赴くと、

「李信に射殺了解ね。アティークは今居ないわ。冷暗双剣さんやルルーさんと、 Hope様と一緒に街の広場に行ってる」

「広場だあ?んなとこで何してんだあいつら」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.442 )

日時: 2017/10/29 12:14:08
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 70f18cb789

「俺は帰って来た!アフラ・マズダーを宿すこのゾロアスター教代表のアティークが帰って来た!アフラ・マズダーのお導きだ!皆苦しかったろう!長い間何も出来ずあ信教の支配を許してしまった!本当に済まない!」

アティークは第一声から思い切り声を張り上げていた。数万の民衆に聞こえるようにする為にはやはり普段通りの声量では足りないのだ。

「だが俺はこれまで何も出来なかった分を清算する!あ信教を倒し皆を解放する!信仰の自由を取り戻す!だから皆もう少し辛抱してくれ!」

わー!という歓声が湧き上がった。ついにウルクの民全員が待ち望んでいたアティークが帰って来た。アティークさえ居れば救われる。アティークが必ずあ信教を倒してくれる。皆そう信じていた。アティークの言葉の一つ一つがウルクの民の心に響く。

「アティーク様ァ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.443 )

日時: 2017/10/29 16:41:10
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 70f18cb789

「静まれぃ!!」

民衆の怒りに任せた大音声の数々を一喝で沈めたのは李信だった。ウルクの民に顔を見せるのはアティーク達を除けば初めてではあるが、李信は遠慮など一切しなかった。

「思わず黙っちまったが誰なんだあいつ…」

「あの眼帯男…まさか…!服装も容姿も…あの刀も…」

「間違いねえぞ!あの男は…初めて見たが噂通りだ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.444 )

日時: 2017/10/29 17:58:52
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: 70f18cb789

「確かに李信は敵だった!でもそれは李信だけじゃない!セールも氷河期も筋肉即売会も北条もだ!李信が俺の敵だったのはそういう流れの中でもある!もちろん俺と李信は思想も違うしだから反発した!」

「でもなみんな!周り全員が反対する中でこいつはアティークちゃんを解放して俺と引き合わせてくれた!俺らを庇って氷河期と死闘を繰り広げた!射殺了解もそうだ!」

アティークに続いて Hopeが李信、射殺了解のフォローに入る。この2人が庇うとなれば民衆も無視は出来ない。
ウルクの民が崇めるものが二つある。それはアフラ・マズダーとそれを宿すアティークである。そしてそのアティークの側近で人格者たる Hopeも絶大な人気がある。

そして、アティークと Hopeは2人を庇うようにその前に立った。もうこれで2人に物を投げつければアティークや Hopeに当たってしまうので不可能になる。

「そういうわけだ。これからは俺もあ信教打倒の為に力を尽くす。他に行き場が無いんでな。納得出来ないかもしれないがこれはアティークの意でもある」
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.445 )

日時: 2017/11/02 18:26:30
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: e905b9baa6

当然、ここで率先して出撃したのは李信と射殺了解だった。彼らはウルクでの人望は皆無どころかマイナスを突き抜けている。ここでその力と姿勢をアピールしなければならない。それを察しているアティーク達は自分達は待機し2人を見守ることにした。

「射殺、指揮官を殺れ。俺は雑魚狩りだ」

「了解。射殺する」

射殺了解がまず、敵の指揮官の眉間を撃ち抜く。指揮官が倒されて急なことに数秒他の騎士達は呆然と固まり、ようやく状況を認知し部隊の副官が「あの狙撃手を殺せ!」と下知するも、それもまたヘッドショットをキメられて仰向けに倒れる。

「ヒィ!何なんだあの武器は!?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.446 )

日時: 2017/11/03 20:31:15
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: e39cd556b7

李信や射殺了解があ信教の騎士達を全滅させた後、アティーク、Hope、ルルーの必死の説得もありウルクの民衆は李信や射殺了解の存在を渋々了承するに至った。

その夜、アティーク宅にはHope、射殺了解、ルルー、冷暗双剣、李信やウルクの有力者(公職の役職者やかつてのウルクの軍人の将校、豪商など)が集まっていた。

アティークとHopeの帰還を祝う歓迎会と言えば聞こえはいいが、ウルクの有力者達は理由を見つけて飲みたいだけの者も居た。

李信と射殺了解は居づらかったが、アティークがどうしても居ろと言うのでやむなく部屋の隅でそれぞれ冷えた水や酒を飲みながらチマチマ料理を食べていた。

アティークとHopeは主役なので部屋の1番北にある上座である。ルルー、冷暗双剣はそれぞれアティークとHopeの脇を固めていた。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.447 )

日時: 2017/11/03 23:34:02
名前: 李信 ◆QdPrBEB2zU
ID: e39cd556b7

能力者達は宴会が終わった後も飲み過ぎてアティーク宅で寝転がっていた。水しか飲んでいない李信を除いては。

他の5人はそれぞれ恋人やら妻やら家族やら…とにかく女性の介抱を受けていた。

そんな時、ドンドンとアティーク宅のドアをノックする音が聞こえてくる。他の5人は唯一酔っていない李信に視線を向け、顎で出ろと言ってくる。李信は「仕方ないな」と低い声で呟きながらドアを開けた。

そこには白い修道服らしきものを着ている年配の男が1人立っていた。

「ん?アティークではないのか。アティークは居るか?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.448 )

日時: 2017/11/08 08:42:28
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: cd48f77f77

「俺への説教は要らん。アティークは中だ。入れ」

神への冒涜を口走ったので睨まれた李信だったが、宗教に入っている人間の説教は面倒そうなのでホスロウを中に通してアティークに会わせることにした。

「アティーク、お前に客だぞ」

玄関を出て廊下を歩けばすぐ居間に入る。居間の扉を開けて酔い潰れているアティークを呼ぶ。

「ん…な、直江~…。お前が対応しとけよ~」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.449 )

日時: 2017/11/08 13:00:27
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: cd48f77f77

「ほう?」

「創り出した偶像が歴史を、人々を動かしているなら、原動力になっているなら、それは立派な神ではないのか?」

「何が言いたい?」

「空想で偶像を現実にする。その象徴こそ神。信仰も歴史も紛れもなく神が創っている。人々の願いや想いがそれを形にし続けたのが歴史というものだろう」

「破壊や殺戮の歴史でもか?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.450 )

日時: 2017/11/08 13:44:18
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: cd48f77f77

アティークと李信が客間に入ると、既に起きていたホスロウが見据えていた。

「ホスロウ…久しぶりだな。元ウルク軍所属・アティーク、戻ったぞ」

「うむ…。随分と久しぶりだなアティーク。以前会った時より凛々しくなっている。修羅場を潜り抜けてきた男の顔だ」

「そりゃどうも。で、俺に用があるんだって?」

「うむ。まあまずは座られよ。お前の家だが」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.451 )

日時: 2017/11/08 19:01:32
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: cd48f77f77

ホスロウはあれこれとゾロアスター教の起源やらアフラ・マズダーについてやらの知識を話した後に

「まずはじめに、お前が契約したアフラ・マズダーの力は完全ではない」

と言った。

「知ってるさ。この前燦々やエイジスという氷使いとの戦いの中で俺はゾロアスター教の聖典・アヴェスターをアフラ・マズダーにより授けられ更なる力を得た」

アティークは自分の懐に手を入れて聖典・アヴェスターを取り出してテーブルの上に置いた。ホスロウはそれを手に取り目を通し始める。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.452 )

日時: 2017/11/10 10:07:04
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 1de1e0a07f

「と言うのも、ゾロアスター教の聖典・アヴェスターの原典は歴史の闇に葬られてしまったのだ。長い時を経てアフラ・マズダーもその原典を取り戻すことは叶わなかったのだ」

「歴史の闇に葬られた?例えば秦の始皇帝が行なった焚書坑儒のようなものでか?」

焚書坑儒。始皇帝により儒家が生き埋めにされ儒教に関する書物を焼かれたことを指す言葉である。李信がホスロウに言いたかったのは、要するにゾロアスター教を迫害する勢力又は個人が本来のアヴェスターを焼いたりしたのではないかということである。

「似たようなものだ。アケメネス朝滅亡時に多くが失われ、更にイスラム教による迫害を受け散逸してしまったのだ。アティークが持っているのは現存する部分を集め中世ペルシャ語に翻訳されたゼンダ・アヴェスタと呼ばれるもの。だがゼンダ・アヴェスタではアフラ・マズダーの力は4分の1に制限されたままなのだ」

「4分の1だと!?俺の今の力は…本来のたった4分の1!?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.453 )

日時: 2017/11/10 10:46:32
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 1de1e0a07f

「待て、ホスロウ」

アティークに別れを告げてアティーク宅を出て暫く歩いていたホスロウに、李信が後ろから声をかけた。

「李信か。後をつけてきて何の用だ?ゾロアスター教に入信したいのか?」

振り返ったホスロウが若干睨むような表情を李信に向ける。明らかに李信に嫌悪感を持っている。神や宗教を冒涜されたのだから無理もないが。

「お前は何者だ?何故焚書坑儒やアケメネス朝を知っている?お前は現実世界からの転生者か?ポケガイ民か?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.454 )

日時: 2017/11/10 17:46:41
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 1de1e0a07f

「よう直江ェ!久しぶりだなァ!そしてようやく会えた!お前を殺せば俺が1番手柄だ!セールにたんまり金貰って風俗行きまくるぜェ!」

アゾット剣を何度も振るいながら小銭が李信に攻撃を仕掛けていく。李信はそれを何とか斬魄刀で受け流していく。

「成る程…既にセールは刺客を派遣してるってわけか。どうやって此処に俺が居るかを知ったかは知らないが…居場所がバレた以上お前を生かして帰すわけにはいかなくなった」

小銭が横に払うように振るってきたアゾット剣を李信は斬魄刀で受け止めつつ、剣先から《虚閃》を放つも、小銭は軽快に高くバックジャンプして虚閃を回避し着地した。

『クラスカード アーチャー』

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.455 )

日時: 2017/11/10 18:15:09
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 1de1e0a07f

※ミス

クラスカード アーチャーじゃなくてセイバーです。

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.456 )

日時: 2017/11/11 17:53:58
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 57152e2c04

李信と小銭の刃がぶつかり合い、周囲に行き渡る程の金属音が鳴り響く。この人気の無い夜のウルクの街で、死神と英霊は互いに譲れないもの(李信はアティークを王とする新国家の建設、小銭は風俗に行く金稼ぎ)を剣に乗せて交錯させようとしていた。

そして互角の鍔迫り合いが数秒ほど続く。力が互角だった。

「世界や正義より風俗の方が大事か!小銭十魔!」

「俺の世界とは風俗のこと!正義とは性欲のこと!お前の青臭い理想の国造りなんぞに興味はねえ!」

「ならば好きなだけ風俗に行くがいい!あの世でな!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.457 )

日時: 2017/11/11 22:08:10
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: 57152e2c04

李信の《虚閃》と小銭の《風王鉄槌(ストライク・エア)》がぶつかり合った結果は、痛み分けだった。お互いに吹き飛ばされ着地したところでお互いに睨み据える。双方とも大したダメージは負っていない。李信には《静血装(ブルート・ヴェーネ)》が、小銭には魔力で編まれた騎士の鎧がある。

『月牙天衝!』

大の方の斬月を振り下ろし、超高密度の青い霊圧を斬撃として打ち出す。しかし始解の状態で放つ月牙が対魔力Aと魔力放出Aの能力を持つ小銭に通用する筈もなく…

「ふんっ…」

小銭の剣に真っ二つに切り裂かれた。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.458 )

日時: 2017/11/12 01:15:16
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

小銭の聖剣が李信の胸を貫いた。李信は心臓部分は斬月でガードしていたために致命傷(もっとも崩玉の力で不死な上に再生するが)は免れた。だが、《静血装(ブルート・ヴェーネ)》も《鋼皮(イエロ)》も突破されたという事実は残った。

「ガハッ…!」

吐血する。貫かれた死覇装にも血が広がっていく。肺を貫かれたので呼吸が困難になる。苦しい。息をしようものなら肺に激痛が走る。

「直江、所詮お前はこの世界に来ても出来損ないなんだよ。お前がこの世界に来て一つでも何かを成したか?女の1人でも落とせたか?1人で何か出来たか?変わらねえんだよ、強い能力を得ようが何だろうがお前はお前なんだよ」

「だま…れ…!おれ…は…おれは…!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.459 )

日時: 2017/11/12 01:48:41
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

「ああ?聞こえねえよ!死ね!」

小銭が聖剣を李信の肺から引き抜いて再度心臓目掛けて突き出してくる。だが李信は《外殻静血装(ブルート・ヴェーネ・アンハーベン)》を発動し小銭の聖剣を妨げた。

「てめえまだ!」

『破道の九十 黒棺』

その間に超速再生で完全に傷を回復した李信は仰向けの体勢から立ち上がり小銭と距離を取る。そして無詠唱で高位鬼道を発動する。重力の奔流である黒い直方体が小銭を包み、内部から無数の刃で切り刻む。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.460 )

日時: 2017/11/12 10:57:15
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

小銭は聖剣を両手で構えて振り抜き、自らの膨大な魔力を光に変換し、加速・収束させて運動量を増大させていく。突っ込んでくる李信に対する最強の迎撃を行うつもりだった。

(あれは…約束された《勝利の剣(エクスカリバー)》!)

《約束された勝利の剣(エクスカリバー)》。最強の聖剣でありランクA + +の対城宝具。小銭が行おうとしているのはそれの解放だった。

(ならば並の威力の技では対抗し得ない…!)

李信は自らの顔に左手を翳して霊圧を収束させる。すると虚(ホロウ)の仮面が現れた。
白地に赤い紋様の仮面、そして白目の部分は黒く染まり、瞳は黒から黄色へと変色する。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.461 )

日時: 2017/11/12 11:39:20
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

「はぁ…はぁ…」

「ぜぇ…ぜぇ…」

李信も小銭も互いの斬撃により胸から腰にかけて大きな傷を負っていた。多くの血が流れ息は絶え絶えであり、決着の時が近づいているのは双方共に感じ取っていた。2人とも自らの剣を杖代わりに何とか立っている状態である。

「次の…一撃で…決める!」

既に魔力の大半を消耗している小銭が最後の力を振り絞り剣を天へと振り上げ魔力を注いで光に変換する。満身創痍になりながらもその目はしっかりと李信を見据えている。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.462 )

日時: 2017/11/12 12:25:04
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

真っ二つに引き裂かれた小銭の体は《全て遠き理想郷(アヴァロン)》により元通りになっていた。そして負った傷も全て。しかし消耗した魔力は今はどうにもならない。疲労も激しくまともに戦うのは無理だとも悟っていた。

「はぁ…はぁ…俺が…エクスカリバーが…負けるなんて…」

虚空を見つめながら仰向けに倒れている小銭の耳には徐々に近づいてくる足音が響いていた。視線は敢えて移さない。足音の主は分かり切っている。

「俺の勝ちだ。小銭十魔」

足音が止まると同時に、視界に映っていた星空は虚(ホロウ)の仮面を被っている黒髪の男に遮られた。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.463 )

日時: 2017/11/12 16:37:39
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

凪鞘。この世界を創造したとされる超越神である。エスパニョ~ルにより復活したこの凪鞘によって星屑は帝都からの脱出を余儀無くされた。

李信の居場所も分からない。マロン達とも逸れた星屑は行き場もなく帝国領内の森を彷徨っていた。

「此処が何処かも分からねえ…。俺は一体何をすればいいんだ…」

「留守を頼む」。李信に言われた一言が重くのしかかる。結局星屑は李信との約束を果たすことが出来なかった。オルトロスらを蹴散らしたまでは良かったが。

獣道しかない森の木々や種々を掻き分けながら歩いていると、丘の上に出て街が見える。ヨーロッパ風の田舎町で、大きな牧場があったり風車が回っている。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.464 )

日時: 2017/11/12 17:28:54
名前: 李信 ◆9bdkAgljUo <https://mobile.twitter.com/mokudaizu>
ID: d14d909a65

幸い(?)にも、この街にはバトル用のフィールドがあるコロシアムが存在していた。バトルフィールド自体は東京ドームの半分ほどだが、観客席はそれ程多くなく天井も無い。

「俺はポケガイ帝国の星屑だ。そうだと分かってて勝負するつもりか?」

「あぁ~。噂は聞いてるよ!凄く強いスタンド使いがこの世界で活躍してるってね!でも俺も負けてないよ!あぁ、名乗り忘れてたな!俺は勝負尻っていうんだ!」

「やれやれ…てめえの名前なんざどうでもいい。とっとと始めようじゃあねえか」

「そうだな!行くぞ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.465 )

日時: 2017/11/16 09:40:26
名前: 李信
ID: 59b7534336

『クロスファイヤーハリケーン!』

星屑のスタンド《マジシャンズレッド》が♀状に炎を押し固めてそれを勝負尻に向けて放出する。だが勝負尻は魔力障壁を展開して《クロスファイヤーハリケーン》を霧散させた。

(バリアみたいなもんか?クロスファイヤーハリケーンは結構威力高い技なんだがな)

しかしあまり思考している暇などない。勝負尻が『空気噴射』と書かれた靴に魔力を流してジェットの様に飛び出し剣を異空間から取り出して星屑に斬りかかってきたのだ。

(早い!)

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.466 )

日時: 2017/11/16 10:08:29
名前: 李信
ID: 59b7534336

だが、星屑のスタープラチナのラッシュを受けた勝負尻には傷はおろか打撲痕さえ一つもない。涼しい顔をして反撃を仕掛けてきたのだ。

(俺の服は物理衝撃吸収の魔法が付与されてるからな…酸素と水素を高濃度で圧縮…!喰らえ!)

酸素と水素を混合させ燃焼を促す。またも炎熱系魔法だが、今度は威力と規模がまるで違った。ドーム全体を覆う程の業火が発生しそれが収束し星屑へと集中したのだ。

悲鳴一つ聴こえない。勝負尻は赤々と燃え盛り、天をも焦がす勢いの炎を瞳に焼き付けながら

「一瞬で焼き尽くしたか…この威力だ、無理も無い」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.467 )

日時: 2017/11/16 12:42:35
名前: 李信
ID: 59b7534336

星屑がこの某ラノベアニメに登場する最強イケメン主人公そっくりの男が、実はポケガイでの親友だったことを知るのは1時間と経たない内のことだった。

「じゃあ2人ともこの表に名前を書いてくれ」

宿屋の主人に言われるがまま2人は順番に自分の名前をボールペンでサラサラっとはっきりした字で書くと、お互いに目を見合わせたのだ。

「え?君ななたんだったの!?」

「まあさっき勝負尻に名前を呼ばれてたから知ってはいたが…本当に星屑だったとは…」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.468 )

日時: 2017/11/16 14:18:44
名前: 李信
ID: 59b7534336

「だが、それに引き換え俺は…」

星屑はななたんから目を逸らし俯く。話の流れではまるで自分の力が不満であるようにも映ったななたんは星屑にこう尋ねる。

「どうしたんだ星屑。お前だって強いだろう。さっきの勝負尻との戦い、圧勝だったじゃないか。それに勝負尻も見たところ決して弱くはない。俺と同じ俺TUEEE系ラノベの臭いがしていた程だ」

「強いとか弱いとか、そういう話じゃねえんだよ…俺は…本来の自分を取り戻したい」

ななたんの慰めなど気休めにならない。そしてその様子を見てななたんは星屑の言う本来の自分とは何なのかをすぐに察した。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.469 )

日時: 2017/11/16 19:49:06
名前: 李信
ID: 59b7534336

◇◇◇

星屑はななたんと共に街から5kmほど離れている天空遺跡へと辿り着いた。天空遺跡とは読んで字のごとく、空に浮遊している要塞の様にも見える遺跡である。星屑の2枚の翼で飛行、ななたんは星屑に抱きかかえられてこの天空遺跡の入口へと到達した。

「スターダスト・シュヴァリエとしての俺を取り戻す!絶対にな…」

星屑がななたんから聞いた話とは次の様な内容だった。
ななたんは少し前に帝都でエイジスに出会ったらしい。転生したばかりで右も左も分からないななたんが街でキョロキョロしているのを発見したエイジスはななたんに近づいて色々教えたらしい。

その話の中でクワタイト魔石と呼ばれるアイテムのことをエイジスがポロっと話していた。聞けば、ランダムで能力者の能力を変えるもので、非常に希少価値が高く世界中に数える程しかないのだとか。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.470 )

日時: 2017/11/16 21:00:24
名前: 李信
ID: 59b7534336

天空遺跡の内部は誰もがそう易々と進んでいける様な仕様ではなかった。星屑とななたんは当然予想していたが。

まず星屑達に空洞の天空から襲って来たのは、何とあのリオレウス希少種だった。体の隅々まで染まった銀色を太陽光で反射して輝かせながら滑空、旋回、急降下して火球を吐き出す体勢に入るが…

「消えろ」

ななたんが懐から銃型のCADを取り出しリオレウス希少種に向けて魔力を込めると、跡形も無く消滅したのである。

「流石はななたん様です!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.471 )

日時: 2017/11/16 22:51:52
名前: 李信
ID: 59b7534336

遺跡の最深部に辿り着くまでに特に語ることはない。何故なら襲来してきたモンスターは全てななたんのCADから発せられる分解魔法で全て消滅させたからである。

リオレウス希少種、アルバトリオンに始まり、シャガルマガラやラージャン、ミラボレアス、アマツマガツチなど何も強力なモンスターだったが全て一瞬で消滅させた。ななたんが。

星屑が「なあ、消したら勿体無くねえか?素材を回収出来たら売って一儲け出来るじゃあねえか」
と、洩らしたが

「そんなことしてたら日が暮れる」と、ななたんは取り合わなかった。流石はななたん様である。

ものの1時間程で最深部に辿り着いた星屑とななたん。そしてその最深部の部屋の一番奥に、岩で出来た祠がある。祠から青い光を放ち輝き続ける、丸い石があった。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.472 )

日時: 2017/11/16 23:45:30
名前: 李信
ID: 59b7534336

「フクナガ…!僕があの時殺した筈なのに!」

クワッタの戦い。アティークや李信率いるグリーン王国軍とサバ率いるランドラ帝国軍がぶつかったこの世界でも珍しい万を超える兵が参加した合戦。その戦いでスタンド使いだった星屑がガンダムエクシアを操縦するフクナガと対峙した。星屑はスタンド《クリーム》によるエクシアを暗黒空間へと葬り、フクナガを抹殺した。

それに、その前に魔法少女だった時代にもフクナガとは幾度となく戦っている。

そのフクナガが、暗黒空間に呑み込んだ筈のエクシアに搭乗して目の前に居る。星屑はその光景が半ば信じられなかったのだ。

「北条っていう忍者が穢土転生とかいう奇怪な術で生き返らせてくれてなあ!エクシアはよく分からんが副産物だ!こうしてまたお前の前に来れた北条の為にも、俺自身の為にも今度こそお前を殺す!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.473 )

日時: 2017/11/22 09:22:15
名前: 李信
ID: f850e1d85a

「お前が完璧に力を取り戻すまでは俺がお前の騎士だ。だから…」

「ありがとう。でも…こいつは…こいつだけは僕が倒さなきゃいけないんだ…!」

ななたんからの騎士宣言。だが星屑は喜びの表情を見せずにフクナガの機体・エクシアを睨み据えながら固い決意を再び露わにした。
因縁の相手は自分で倒さなければならない。
エイジスは自ら星を倒した。水素は自らかっしーを倒した。李信は自らアセトンを倒した。
ならば自分もと、星屑はそう思わずにはいられないのだ。彼らに遅れを取りたくはなかった。

「気味悪いんだよ!存在自体が!さっさとこの世から居なくなれ!」
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.474 )

日時: 2017/11/22 10:18:30
名前: 李信
ID: f850e1d85a

(戦うだけじゃ意味が無い…生き残るだけじゃ意味が無いんだ…!勝ちたい…!勝ちたい!!!)

星屑は心の中から渇望した。此処で負けて死んだら意味が無い。目の前の心の底から憎い男を前にして口惜しい結果に終わるのだけは、星屑のプライドが許さなかった。

(こいつを倒して…直江に会わなきゃいけないんだ…!僕が助けないといけないんだ!)

そう願った星屑を突如、眩い光が覆い始める。

「!?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.475 )

日時: 2017/11/23 01:38:36
名前: 李信
ID: b2fd32badc

もう一本調子でビームサーベルや剣を振るったり、ビームキャノンを発射すれば勝てるような相手ではない。
スターダスト・シュヴァルツェ。スタンドや波紋の力を失った星屑の新たな…いや、本来の姿であり、力。フクナガはそんな星屑の力など今まで知る由もなかった。

スタンドや波紋を失った星屑など塵も同然と戦いを挑んだフクナガのガンダム…エクシアは左手が破損した状態にまで追い込まれていた。

「お前のような雑魚には使いたくなかったが仕方ない!」

フクナガは何かと同調するように目を閉じると、エクシアの機体全身が赤い光を放ち輝き始める。

『トランザム!』
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.476 )

日時: 2017/11/23 02:00:14
名前: 李信
ID: b2fd32badc

『一刀修羅ァァァ!!』

突如叫ぶ星屑。その身を一陣の風が吹き抜け髪は逆立ち、八房も手の中で震え出す。エクシアが振り下ろした大剣を風のように避け、フクナガが気づいた時には脇に回っていた星屑に機体の左腕を切断されていた。

「馬鹿な…!何でこんなに速く…!」

呆気にとられるフクナガを他所に、切り離された機体の左腕が握っていた大剣ごと地に堕ち轟音が響き渡る。

「もう一本も、もらう」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.477 )

日時: 2017/11/23 02:29:04
名前: 李信
ID: b2fd32badc

ななたんは歯痒い思いをしながらも星屑の戦いを見守っていた。途中、少し星屑に危険を感じて手を出したがそれ以降は傍観していた。

「ななお、終わったよ」

フクナガを無事に処理し終えた星屑が、主を失った大きな棺…ガンダムエクシアの機体の上でそう友に呟く。

「見ていたぞ。殆ど自力でよく頑張った。力も少し取り戻したようだな。ところで…」

ななたんは今更星屑に隠していた何かを伝えるかのような、そんな気まずさを表情に出しながら返事をしようとしていた。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.478 )

日時: 2017/11/23 10:27:33
名前: 李信
ID: b2fd32badc

まさっちがアーラム村付近にある祠の前に立っている。ある男の意識を回復させる為のセールからの命令だった。

男の名はエイジス。仮面ライダーに変身する能力者・ソラと戦い敗死したかのようだったが、ソラの《ライダーキック》を受ける前に自身の体を一部気体化させていた。だが《ハイパークロック》内では瞬時に能力を発動できず、結局、体の大部分は攻撃に晒された。

皇帝・セールの判断でエイジスは帝都にある病院に入れられていた。
エイジスの体は時間と共に周囲の水分を取り込んで自らの血肉とすることで元どおりになっていたが、いつまで経っても一向に意識を取り戻さない。

そこでセールはクワタイト魔石の力を借りてエイジスの意識を取り戻すことを思いついた。能力者であるまさっちに命じてクワタイト魔石を取りに行かせたのだ。

「間違いないお^^これがクワタイト魔石だお^^」
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.479 )

日時: 2017/11/23 12:45:07
名前: 李信
ID: b2fd32badc

赤い光が霧散し完全に消え去った。しかし数秒待っても様子は変わらずエイジスが目を開けることはない。

「火星、こりゃ失敗だお^^お前エスパニョ~ルほどじゃないお^^」

まさっちは心底火星に落胆した。エイジスが目を覚まさないようでは自分達の陣営の戦力は心許ないままである。エイジス復活の望みを火星が叶えるというので預けてみたらこのザマだ。

「うーん…理論上は成功する筈なんだけどなあ。やっぱりお姫様のキスとかじゃないと起きないのかなあ」

そんな冗談めいたことを火星が言うのでまさっちはカチンとくる。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.480 )

日時: 2017/11/23 16:37:23
名前: 李信
ID: b2fd32badc

翌日昼、エイジスはセールの命令により登城、皇帝の間において玉座に鎮座するセールに謁見した。エイジスはセールに対して敬おうという態度は微塵も示さず跪きもしない。ただ二本の脚で立ってセールの目を見据えるだけだ。

「用件は言わずとも分かる。俺に直江氏とアティークを討伐して欲しいんだろ?」

「…話が早くて助かる。だが一応お前だけを派遣する理由を説明し…」

「もういい。そんなことに興味はない。俺は行く」

「…次はしくじるなよ、氷河期」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.481 )

日時: 2017/11/24 01:41:21
名前: 李信
ID: c5c3d079b3

李信、アティーク、Hope。現在ポケガイ帝国により指名手配されている重罪人である。
李信はアティークとHopeを無断で引き合わせて、更にセールからの使者を殺害(これはくれないによる謀略)した罪。
アティークやHopeは李信に加担した罪である。

セールはくれない率いる数万の軍や小銭十魔を派遣し3人を捜させたが成果は無かった。くれないは捜索に失敗し帝都に帰還、セールから厳しい叱責を受けた。

小銭十魔は単身で捜索に当たったが未だに帰ってこない。それどころか音信不通になっており消息さえ分からなくなっている。
セールらポケガイ帝国側はまだウルクで小銭十魔が李信により殺害されたことを知らないのだ。

軍を派遣すれば足枷になる。能力者を何人も派遣すれば北条率いる新怪人協会や穢土転生軍団に隙を突かれる。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.482 )

日時: 2017/11/24 08:59:33
名前: 李信
ID: c5c3d079b3

エイジスは帝都のディアベル宅にヴァントニル一族以外の仲間達を集めて、今回命じられた任務のことと、その任務には1人で行くことを説明した。

「おいエイジス。お前本当にあのアティークに1人で挑むのか?!無謀過ぎる!」

此処で最初に口を開き、身を乗り出したのはスワムという大男だった。

「アティークってあの亡国の王子の…ならせめて支援魔法が使える俺だけでも連れていけないか?エイジスの力を底上げできる」

「悪いが無理だな。神の代行者相手に身を隠すなどできる筈もない。直江氏や北条のような生半可な相手じゃないんだ。見つかったら確実に________死ぬぞ?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.483 )

日時: 2017/11/24 15:10:56
名前: 李信
ID: c5c3d079b3

アティークは今や、北条と同じくらい…いや、ポケガイ帝国にしてみればそれ以上の脅威になっていた。そしてそのアティークにかつて立ち向かい封印した李信がついているのだから皮肉なものだ。

そんな世界の脅威達を排除すべく、エイジス・リブレッシャーは動いた。彼は仲間達との別れを済ませた2日後に帝都グリーンバレーを出立、5日後の昼にはかつてアティークや李信と死闘を繰り広げたエキキョーという中華風城塞都市に入った。

アティーク、Hope、李信、射殺了解の4人が脱出したのはエキキョーの北門だということは傭兵団の末端兵やくれない軍の兵卒から情報を得ている。エキキョーの北門から先は謂わば文化圏中央の人間は殆ど足を踏み入れない異世界と形容できる地域である。

厳しい気候に地形、補給物資の輸送も困難な道ばかりでくれないは大軍を率いての捜索に失敗していた。

「まずは情報を集めなければ」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.484 )

日時: 2017/11/24 17:51:39
名前: 李信
ID: c5c3d079b3

少し遡り、某地の地下にある新怪人協会兼北条のアジトでは再び命を吹き込まれた禍々しいオーラを纏った者が居た。

『口寄せ・穢土転生!』

北条が術の発動に必要な印を両手で結ぶと、木製の長方形の棺桶の蓋が開けられ中身が露わになる。

「…」

「どうだ?自分が作ったようなものである世界で命を取り戻した感想は」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.485 )

日時: 2017/11/25 11:15:23
名前: 李信
ID: b37ece11fa

また時間は少し遡る。

星屑。スタンド使い、波紋戦士、究極生命体としての力を捨て本来の自分に目覚めたこの能力者は、ななたんと別れた後に1週間以上を経て旧ガルガイド王国旧王都ガルドリアに辿り着いていた。

無論、李信(と、ついでにアティーク達)を捜して彷徨っていたのだが、やはり自分1人で闇雲に捜しても見つかる筈は無いと判断し、このような交通の要衝であり巨大都市であれば少しは情報も得られるだろうとの考えだ。

星屑はその街の情報屋に入っていた。

「いらっしゃい」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.486 )

日時: 2017/11/25 12:28:24
名前: 李信
ID: b37ece11fa

◇◇◇

エイジスは宿屋で一泊すると北門を抜けてエキキョーを出立、最初の分岐を目指して数時間歩いていた。そして、ようやく分岐に差し掛かる。

「昨日地図を見て決めた道通りに行けばウルクに…」

そんな独り言を呟いている途中でエイジスの視界には自分の方を向いて眉をひそめ、目を細めて…そう、まるで睨みつけてくるかのような視線を向けている黒髪ショートで黒目の少女がくっきりと映ってきていた。

(誰だこいつは…いきなり睨みつけてくるなんて。だがまあ通り過ぎれば問題も無いか)

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.487 )

日時: 2017/11/25 19:29:19
名前: 李信
ID: b37ece11fa

「僕は難しいことは考えない。自分が信じた正義を貫くだけ」

「ならば言葉ではなく刃を交えよう…」

「「互いに譲れないもののために!!」」

星屑とエイジスが決意を表明した時、皮肉にも同じタイミングで同じセリフが口から吐き出されていた。そしてそれを合図に戦いの火蓋は切って落とされた。

『我は鋼なり、鋼故に怯まず鋼ゆえに惑わず、一度敵に会うては一切合切の躊躇無く。敵を滅ぼす狂気なり。鉄血転化!』

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.488 )

日時: 2017/12/02 10:35:34
名前: 李信
ID: a18bf401ce

星屑の技・能力まとめ

スターダスト・シュヴァリエ
魔法は「星を自由に操るよ」
星型のものや星をモチーフにしたものならば自由に扱う事ができる。ただし本物の星を操ったりは出来ない。また必中などではなく本人の意思で操作するので、常に冷静さが求められる。

星の模様があるだけの物体を操る事も出来るので、応用性がある。しかし視認出来る範囲までが操作可能な限界。
副次的な能力として《星のエネルギー》を物体や肉体に蓄える事が出来る。これにより武器を補強したり、そのエネルギー自体を射出する事が可能。

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.489 )

日時: 2017/12/05 15:30:24
名前: 李信
ID: 38f0157957

星屑の『祈り』によりエイジスの右腕から腐り落ちていく。だがエイジスは一瞬以外表情を変えずに自らの右腕の肘から下を切り落とした。

そして自らの《氷河期(アイスエイジ)》の能力で腐り落ちた部分に冷気を集め、それを肉体化して再生させた。

その間、僅か2秒にも満たない。

『夢想封印』

エイジスの反撃。エイジスが呪符のようなものを無数に、自分を取り囲むように展開して陰陽が刻まれた巨大な光弾を出現させる。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.490 )

日時: 2017/12/07 10:59:52
名前: 李信
ID: 5406a7b91d

エイジスは冷気を体に取り込み肉体の再生を果たす。これもエイジスの固有能力である《氷河期(アイスエイジ)》によるものである。

「君が!死ぬまで!戦うのを!やめない!」

星屑はエイジスに息づく暇すら与える気は無く、星のエネルギーを凝縮したビームを銃口から放つ。エイジスは掌をそこに向け

『マスタースパーク』

フクナガのガンダムエクシアのビームサーベルによる斬撃を幾度も空中に浮遊して回避しながら極太のビームを放って星屑のビームに対抗する。両者の攻撃が空中でぶつかり弾け飛ぶ。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.491 )

日時: 2017/12/07 13:42:53
名前: 李信
ID: 5406a7b91d

「時間停止が…!」

「氷河期、君は弱くなっている。まだ使いこなせていない東方の力に頼って本来の力を出しきっいない」

《時間を操る程度の能力》。本来明確な制限時間は無い筈ではあるが、それでもエイジスのそれは未熟だったのかものの10秒で解かれてしまった。

星屑は隙を突いて素早い動きで氷河期の脇からブレードで斬り込んでいく。エイジスは破壊された機剣の代わりに一本の剣を背中の鞘から抜いて受け止める。

「忘れたの?僕の腐敗毒の力を」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.492 )

日時: 2017/12/07 14:44:06
名前: 李信
ID: 5406a7b91d

◇◇◇◇

「はぁ…はぁ…」

小銭十魔との死闘の末、見事これを討ち果たした李信。だが彼には最早余力など無かった。絶えず口から出ていく切れた息がそれを証明している。

「とにかく…アティークの家に…戻らなければ…」

李信は斬魄刀を杖代わりに路面に次々と刺しながらヨロヨロと足を進めていく。アティーク宅まではおよそ500メートルほど。この状態でも何とか辿り着ける距離ではあるが、それでも厳しいものがあった。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.493 )

日時: 2017/12/07 15:40:45
名前: 李信
ID: 5406a7b91d

李信が斬魄刀を振るうと同時に巨大な刀剣が出現し、それがバエルの二刀流を受け止める。だがバエルは速い。鍔迫り合いになったかと思えば李信の視界から姿を消し、高速旋回で背後まで迫っていた。

『王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)ォ!』

李信の掌から咄嗟に放たれる巨大な光弾も、バエルの剣の一振りで霧散してしまう。地に足をつけ踏み込んで下段からの切り上げを仕掛けてくるバエルに《天譴》で対抗するもパワーでバエルに押し切られ、靴裏を引きずりながら押し退げられていく。

「まだだ!バエルの力はこんなものではない!」

バエルの頭部にある二つの目が禍々しい赤に染まり、その動きはより速く、その力はより強くなっていく。バエルの二刀流を受け止めていた李信の天譴が、度重なる斬撃でついに砕け散る。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.494 )

日時: 2017/12/08 12:33:40
名前: 李信
ID: c6b730cafd

バエルのスピードに翻弄され全身を斬り刻まれていく黒縄天譴明王と、それとリンクしている李信。腕から顔から胸から腹から脚から、多量の血飛沫が次々と舞う。

「流石は厄災戦を終わらせた伝説のガンダム…!」

李信はその右手で握り締めた斬魄刀に左手を添えて振るい続ける。が、ただの一撃さえ当てることも叶わない。

「ハハハハハハ直江ェ!死ねェ!死んであの世の小銭に詫びを入れて来い!」

バエルの刃が《黒縄天譴明王》の、李信の左胸を抉る。《静血装(ブルート・ヴェーネ)》も鋼皮(イエロ)も貫通するそのバエルの刃が李信の肺に穴を開けたのだ。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.495 )

日時: 2017/12/09 12:49:28
名前: 李信
ID: de906fc404

バエルの右腕を消し飛ばした気を放った方向に顔を向けると、そこに立っていたのは…

「気づくのが遅れてすまない直江」

そう李信の方を向いて声をかけてきたのはアティークの親友・Hopeだった。

「Hope…気づいたのはお前だけか。他の連中は使えないな」

「話は後だ。今はこのガンダムを破壊する」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.496 )

日時: 2017/12/09 19:15:55
名前: 李信
ID: de906fc404

李信とHopeがアティーク宅に帰り、2人で事の顛末をアティークに報告する。アティークは「酒が入っていて気づけなかった。すまない」と李信に一言詫びを入れると

「だがお前も軽はずみだったな直江。Hopeが来なければどうなってたことか…」

「…ならば他に選択肢があったとでも言うのか?」

肝心な時に酔っていて駆けつけもしないリーダーに俺の行動を非難する権利は無い、という言葉が口から出かかったが、それを口にしては拗れて面倒なことになると判断し呑み込んだ。

「小銭との戦闘の際に俺達が気づく場所まで誘導するとかあっただろう」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.497 )

日時: 2017/12/10 10:23:49
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

翌日のことである。アティーク宅の応接室に待機していたアティーク、ルルー、冷暗双剣、射殺了解にHopeと李信が合流した。

「んで、みんなを集めて改まって話ってのはなんだい?アティークちゃん」

「ああ。実は昨日このウルクの近くの教会で僧正を務めているホスロウという男が訪ねてきた。お前らが酔ってる間にな」

Hopeの質問に対してアティークは早速本題に入った。もはや余計な前置きをする必要は無い。

「ホスロウって、アティークちゃんの神との契約を助けた老人か。久しぶりに聞く名前だな。それで?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.498 )

日時: 2017/12/10 12:49:43
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

「チームは俺の方で決めてある。遺跡へは俺と直江の2人で向かい、他の4人にはこのウルクを守ってもらう」

アティークからのチーム分け発表。しかし当然他のメンバーからの疑問が出てくる。

「何で大して強くもねえ直江とアティークが2人きりなんだ?ウルク守備も大事だがアヴェスターを手に入れねえと勝てねえんだろ?もっと確実に…」

「お前はさっきと言ってることが逆だな。ウルクは多くの民が住む地であり俺達の唯一の拠点。此処をあ信教やポケガイ帝国に奪われるリスクを考えれば妥当な差配だと思うが?」

他の3人が抱えている疑問を代表して射殺了解がそれをぶつけてくるも、李信はアティークが言ったことの意味を察して返答する。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.499 )

日時: 2017/12/10 13:23:57
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

李信はアティークと共に準備を済ませて家を出る。因みに準備した食糧や地図、テントや寝袋などの物資はアティークが異空間に収納していた。これも神の力だろうかと考えたりもしたが、面倒なので李信は敢えて触れなかった。

「じゃあ俺達は行くぜ。Hope、それにみんな。ウルクを頼む」

アティークが返す返すも皆にウルクのことを頼んでいた。やはりこの世界における故郷であり、今や自分達の唯一の依代であるだけに不安はあるのだ。

「アティークちゃん、こっちは任せろ!アティークちゃんは聖典を手に入れることだけ考えればいい!」

「了解、敵が来たら射殺する」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.500 )

日時: 2017/12/10 13:55:30
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

アティークと李信はその日の朝から多少の休憩を挟みはしたが殆ど歩き続けた。気付けば時刻は午後の7時頃になっていた。2人が居るのはウルクから南へと進んだ砂漠地帯。オアシスも無ければ動物さえ居ない、昼は熱帯で夜は寒冷の非常に厳しい環境である。

「直江…そろそろ着くぞ。長かったがな」

「時間にして10時間…距離にして37km…。此処まで遠いとはな」

歩き続けてきたアティークや李信は肉体的な疲労が大きいのか息切れを起こしていた。神の代行者や死神と言えどもベースは生身の人間であり、身体能力が強化されていても体力が向上するわけではない。

「遠かったが…今俺達の目の前に見える洞窟の入り口…あれが古代遺跡への道だ直江」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.501 )

日時: 2017/12/10 14:45:56
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

翌朝、李信とアティークは目を覚まして食事を摂り再び出発した。もう遺跡への入口は目と鼻の先だった。

「此処が…そうか」

「直江、中には何が居るか、何があるか分からない。もしかしたらモンスターとかが居るかもしれない。いつでも戦闘に入れる準備はしておけよ」

「…心得た」

入口を前にしてアティークが李信に注意を促すと、李信は腰に差している鞘から斬魄刀を引き抜いた。アティークも真紅に輝くミスラの剣を鞘から抜剣して先頭切ってついに洞窟に入った。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.502 )

日時: 2017/12/10 20:06:33
名前: 李信
ID: 8ad52ed3be

アティークは咄嗟にプラヴァシの加護を自らの内より引き出して自身と李信に付与する。2人を聖霊プラヴァシの加護による光が包み、ジンオウガの雷球から身を守る。

「恐らくだがこいつは操られている。あの眼の赤い光がそうだ。そして…!」

李信が話している途中にジンオウガが四つ脚で全力で地を蹴り、爪に稲妻を帯びて飛び掛かってくる。李信は左に、アティークは左に跳んでそれぞれ攻撃を回避した。

「そして、何だ!?」

「この遺跡にあるアヴェスターの原典から成る神の力の一部を悪用している者が存在する!アティークの神の一撃で無傷だったのが根拠だ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.503 )

日時: 2017/12/11 12:02:49
名前: 李信
ID: 8ded9ced0a

李信の攻撃はジンオウガの怒りという名の火に油を注いだだけだった。ジンオウガは李信を左前脚のクローで切り裂き衝撃で突き飛ばすと、アティークを狙って前脚を振り上げてからののしかかりを仕掛けてくる。

「俺達はなァ…世界を救う為の大事な戦いをしてんだよ!お前みたいなモンスターと遊んでる暇はねえ!Hopeが…みんなが待ってるんだ!」

アティークは左手に黄金の剣を顕現させてミスラの剣との二刀流でジンオウガの右前脚を跳びながら切断する。仰け反って激しい悲鳴を上げるジンオウガにアティークはこう言った。

「これはゾロアスター教における中級神(ヤズド)の英雄神・ウルスラグナの剣だ!ヤズドの力…そして剣の斬れ味…お前で試させてもらう!」

怒りに身を任せて雷球を乱発してくるジンオウガだが、それら全てをアティークはミスラの剣とウルスラグナの黄金の剣で斬り裂き霧散させた。そして後ろからも…

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.504 )

日時: 2017/12/11 12:55:50
名前: 李信
ID: 8ded9ced0a

暫くは普通の洞窟といった通路が続いていたが、ある程度歩き進むと、横長のほぼ長方形の通路に出て、恐らくゾロアスター教やザラシュトラに関するであろう壁画が彫刻は所々に施されている。時代を思わせるような造りで、壁となっている土の塊や煉瓦は見た印象ではやはり紀元前のものである。

「これぞ遺跡って感じだな。直江、俺ワクワクしてきたぞ」

「観光に来たわけじゃない。目的と置かれてる状況を忘れるなアティーク」

心情を吐露したところで李信から返ってくるのは素っ気ない返事。アティークは昨日と同じく思った。こいつはそういう奴だ、Hopeと来れたら楽しかっただろうな、と。

「悪いな、俺はHopeみたいにはなれない。生来陰気なんでな」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.505 )

日時: 2017/12/11 14:34:58
名前: 李信
ID: 8ded9ced0a

アティークと李信は通路の出口、ひいては次の空間の入口を通過した。李信の言う通り、上下左右数百メートルはあろうかという広大な空間が2人の前には広がっていた。アフラ・マズダーやヤズド、アムシャスプンタ、ザラシュトラといったゾロアスター教に関するものの壁画や彫刻が巨大なサイズで施されている。

そして、無人である筈のその空間には所々松明が焚かれており、2人の視界をはっきりと照らしていた。2人は出入口から出てすぐの断崖の上に居る。断崖の下は円形の空洞であり、50メートル程下が地になっている。

「直江の言った通りだ。そしてこの篝火は…」

「敵の手によるものか、アフラ・マズダーの力によるものか」

アティークと李信の声が空間中に反響する。それを合図にアティークと李信の僅かな間に手裏剣が投げ込まれ壁に突き刺さる。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.506 )

日時: 2017/12/12 10:46:48
名前: 李信
ID: 4aa0b75201

死神が忍を見据え、忍が死神を見据える。李信と北条。2人はこの世界における最大のライバル関係と言ってもいいだろう。過去に直接3度刃を交えたが、その都度戦いに乗せる思いや目的は違った。

そして4度目の対決___

『 卍 解 ! ! 』

開幕からの卍解。李信にはもう、目の前の宿敵を倒すことしか考えられなかった。その意思が霊圧の濃さと開幕からの卍解という行為に現れていたのは明白だ。赤黒い霊圧が李信を包み込み、斬魄刀は鍔が卍型の漆黒の日本刀と化す。

『天鎖斬月』

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.507 )

日時: 2017/12/12 19:14:00
名前: 李信
ID: 4aa0b75201

「隙を見せたな!『神威』!」

李信の天鎖斬月による斬り込みを《神威》によるすり抜けでやり過ごした北条は、攻撃をスカされて無防備になった李信を神威空間に吸い込もうと《神威》を発動させる。

『月牙天衝』

李信にしてみれば隙を見せたのは北条の方だった。《神威》は対象を吸い込む瞬間に術者は実体化する。李信はわざと斬り込んで隙を自ら晒け出してこれを狙っていた。そして、黒い月牙を実体化した状態で受けた北条の体が斬撃と共に吹き飛ばされていく。

「…ゲホッ!カハッ!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.508 )

日時: 2017/12/13 12:45:01
名前: 李信
ID: b44052af09

北条は自らの肩から腰にかけて流れる血を見て苦悶に表情を歪めて《瞬身の術》でそこから20mほど退がった。

「何で今、距離を取った?」

「…!」

李信から発せられた挑発とも言えるセリフ。北条はそれを言われ、目を見開き、何も考えることができなかった。

「距離を取ることに意味があるのは自分と同格以下の相手に対してのみだ。今俺より格下のお前はきちんと、間近で俺の動きを注視する必要があるんじゃねえか?」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.509 )

日時: 2017/12/14 15:26:28
名前: 李信
ID: 823e504a5e

李信は黒棺で北条の陰遁雷派を押し包み、重力の奔流で押し潰し打ち砕く。小さく舌打ちし歯xU擇澆靴覆?號名鬚麓,僚僂鯣?阿垢覦?魴襪崕猗?貌?襦

千鳥。いや、ただの千鳥ではない。北条の左手から発現した千鳥はいつもの青白い稲妻ではなく黒き雷光。

「…仙術チャクラか」

李信は前世でNARUTOを見ていたから知っている。サスケが六道の陰の力を授けられて発現した仙術チャクラを籠めることで発動した黒い千鳥を。《黒き千鳥》《忌まわしき千鳥》《慟哭の千鳥》と呼ばれている。

草薙剣に《慟哭の千鳥》を流し、黒い千鳥を纏った千鳥刀と化す。李信は分かっていた。ここまで来れば接近戦を仕掛けてくると。しかし写輪眼を持つ北条に対して接近戦では少々分が悪い。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.510 )

日時: 2017/12/14 19:01:29
名前: 李信
ID: 823e504a5e

北条の背後に浮遊している求道玉の内の一つが北条の頭上に移動し、一瞬で広がり北条自身を覆い隠す。すると、極大防御呪法による神の光も、李信が振り下ろした光の大剣も消滅してしまったのだ。

そして隙を見せた李信の胸に黒き千鳥を纏った北条の草薙剣が突き刺さる。そしてその先には…李信が自身の胸に埋め込んでいる崩玉があった。

「浅はかだな。崩玉を破壊できると思ったのか?」

李信はそう呟いて左手で北条の草薙剣を握っている左手首をがっしりと掴み取る。

「北条捕らえたり」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.511 )

日時: 2017/12/15 12:15:22
名前: 李信
ID: d8f627fb1e

写輪眼を有する北条の方が剣戟では圧倒するかに思われたが、李信も存外ついていけていた。何合交えても北条の刃が李信に届くことはない。

(大丈夫だ…!よく見ろ…!よく見るんだ…!)

一種の過集中。普段は剣術などからっきしの李信だが、宿敵北条との戦いということで感覚が研ぎ澄まされていた。そして北条の左手首を掴んで制止した李信に北条が足払いを入れる。受け身を取りながら着地した李信は立ち上がり際に月牙を放つ。

『餓鬼道 封術吸引』

月牙天衝を差し出した右手で吸収されてしまう。更に北条は術を発動する為に印を結ぶ。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.512 )

日時: 2017/12/18 12:59:53
名前: 李信
ID: 4b70c242eb

李信は北条の《地爆天星》による強力な引力に引き寄せられて岩盤で形成された球体の中心に押し込められてしまった。

「お前はまだ六道の力の一部しか味わっていない…。その身に喰らって朽ち果てるがいい…。六道たる…超越者たる…この世界の真の革命者たる俺の力をな」

北条は李信を閉じ込め押し潰した岩や土による浮遊球体を見上げると両手で印を結び輪廻眼による瞳力を発動させる。

『地爆天星』

複数の、強大な引力を持つ黒い球体を瞳力で生み出して李信を閉じ込めた球体の他に、岩や地面を次々と押し固めた隕石状の巨体な球体を無数に、この洞窟空間内の天井に創り出す。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.513 )

日時: 2017/12/18 14:42:26
名前: 李信
ID: 4b70c242eb

李信を押し込め、潰した筈の黒炎を纏った隕石の数々はその他ならぬ李信の《月牙天衝》で斬り裂かれ、重力に引き寄せられて隕石であった破片の数々が地面に吸い寄せられるように落下し、「地理も積もれば山となる」を現出したかのように不揃いな形の岩山を形成していく。

「熱いな…ジリジリと身を焼かれているのを感じる」

月牙で全ての隕石を粉微塵に砕いて脱出した李信だったが、自らの左腕や左肩に《天照》による黒炎が発火していることに気がついた。

「熱いか。だがそう恐れなくていい。俺がその地獄の業火に焼かれて果てる前に…今すぐにお前を消し去ってやる」

李信の呟きを聞いた北条はそう言って自らの背後にある求道玉の一つを宙高く浮遊させて徐々に巨大化させていく。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.514 )

日時: 2017/12/19 19:40:40
名前: 李信
ID: adebb22e97

李信はついに今まで殆ど使わなかった切り札を発動させた。
能力の名は《全知全能(ジ・オールマイティ)》。滅却師(クインシー)の力でも最上位に位置する聖文字(シュリフト)「A」の力。

「触れたもの全てを消し去る求道玉を逆に消し去っただと?」

自身の切り札とも言うべき術を完全に消し去られた北条の如何ともし難い表情が、自らが優位に立った証明と受け取り内心でほくそ笑む李信。

「もう一切の手加減はしない。お前がうちはマダラやカグヤになるのなら俺はユーハバッハの力を使う。…だが…お前が初めてだ。俺にここまでやらせたのはな」

李信の顔を覆っていた虚(ホロウ)の仮面が消えている。右手に握り締めている天鎖斬月からは今まで以上に黒く禍々しい霊圧が噴き出している。
省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.515 )

日時: 2017/12/19 20:26:08
名前: 李信
ID: adebb22e97

「俺が死ぬ未来だと?だったら今後ろからお前を刺している俺は一体何だ?」

「馬鹿な…!貴様が生き延びる未来は全て改変した筈…」

北条が李信の右胸から千鳥刀を引き抜く。李信はそのまま吐血しながら重力に吸い込まれるかのように地に落下していく。

(《イザナギ》。己の写輪眼を媒介、そして犠牲にすることで発動するうちはの禁術…。死を含めた自身に不利な出来事を夢に書き換える、己自身にかける究極幻術)

北条が包帯で覆い隠していた右腕が露わになる。そこにはあと4つ程開いている、はめ込まれた写輪眼があった。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.516 )

日時: 2017/12/20 01:35:32
名前: 李信
ID: 005661e493

頭上から《千鳥》《螺旋丸》《天照》の合わせ技で攻撃を仕掛けてきた北条の《完成体須佐能乎》を光剣と天鎖斬月の二刀流で食い止める李信。上を取っている須佐能乎に押しまくられ落下する。着地と同時に両者の力が膨張し盛大に弾け、ドーム型の大爆発を起こす。

(ようやく二つ目か…)

李信は頭上から猛攻を仕掛けてくる北条の右腕を確認していた。その時の記憶を冷静に脳内に呼び起こす。北条の右腕の写輪眼は残り二つ。二つのみがまだ光を失っていない写輪眼だった。

(イザナギを使えなくなった時…それが貴様の最期だ北条…。だが霊力を使い過ぎたな…もう少しもたせねば…!)

勝利条件と敗北条件の確認。此処で北条を討ち、因縁に終止符をつけ、アティークに聖典を取らせる。それが李信が再び表舞台に返り咲く唯一の手段であると信じて疑わなかった。そして、このような重要な戦いで全力を出すのを惜しむ理由は何処にも無い。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.517 )

日時: 2017/12/20 10:39:23
名前: 李信
ID: 005661e493

北条のチャクラは無尽蔵。確かにそうだった。だが、今まさに彼のチャクラは尽きようとしていた。何故か?
李信は《全知全能(ジ・オールマイティ)》で北条に仕掛けたことがある。それが「未来改変による北条のチャクラ無限の制限」である。
強力な瞳力を持つイザナギの効力に耐え得るレベルで李信ができた精一杯の抵抗だが、これが北条を追い詰めた。

そしてそれを北条も実感していた。消える《須佐能乎》、不発に終わる《神羅天征》…。李信に何か仕掛けられたのは明らかだった。イザナギを発動している右腕の写輪眼は残り一つ、更にチャクラも残り僅か。

北条も李信と同じく決着の時が来たことを感じ取り刀を鞘にしまい、左手から千鳥を槍状に伸ばした《千鳥鋭槍》を形成する。

「貴様のエゴの為に何人の命を奪ってきた!」

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

【リポケ外伝 】「李信、魂の卍解」( No.518 )

日時: 2017/12/20 12:10:47
名前: 李信
ID: 005661e493

李信と北条の戦いが終わったのを感じ取っていた男が1人居た。亡国の王子ことアティークは激しい戦いによる音が洞窟内に全く響かなくなったのを感じていた。

「直江…どうなったんだ…」

アティークが心配しているのは李信自身の安否も勿論だが、それ以上に戦いの勝敗と北条の状態だった。李信のことだ、仮に負けても北条にアティークを負わせる力は残さないだろう。だが万一ということもあり得る。遺跡の最奥部に居る者とは恐らく戦いになる。ならば北条に魔力を割きたくないと考えるのは自然だった。

「いや、駄目だな俺は。あいつは一応仲間だ。王になるなら仲間を信じなければ」

無理矢理自分に言い聞かせてアティークは先を急ぐ。この延々と続く狭くて細い通路をあとどのくらい進めば辿り着けるか、など全てを頭から取り払う。

省略されました 全部を読むにはこちらをクリック

削除/修正

Page:[1] [2] [3] [4] [5] [6]

タイトル   このスレッドを先頭に移動
名前
E-Mail
URL
パスワード (返信内容の修正や削除時に使用)
コメント
画像ファイル
     名前、E-Mail、URL、パスワードを保存する